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クロノス&パスファインダー [キャラメルボックス]

クロノスは再演で、年末にDVDも見たばかりであった。
それでも、私の忘れる才能は凄まじく、エンディングをちゃんと覚えていない。
今回も、「あれ?最後ってどう終わるんだっけ?」と思いながら見ていた。
なので、再演ものでも毎回新鮮に観劇できるお得感があるのだが、
同じ場面でも依然感じた印象と違う印象を受けたと感じることがある。

最後から1つ前のタイムトラベルで、来美子が「吹原が来るまで待つ」と
いうのを聞いたときは、最初は何でそんな吹原を困らせることを言うのだろう?と
思ったのだが、今回はそのセリフを言った後の来美子の決意の表情がよく見えた。
来美子は吹原が話した内容を信じたうえで、「待つ」と言ったのだ。
彼女がなぜそう言ったのか、どういう感情があったのかは、
私にはまだ想像できない。
だけど、死ぬ覚悟をもって花屋に戻った来美子は、恐怖を抱きながらも
吹原が再び時間を戻ってくることを確信していたのだろう。

撮影OKタイムはとても豪華ですね。
役者さんは疲れているところを申し訳ないけど、客から見るととてもお得で贅沢です。
今後も見れたら嬉しいな。


パスファインダーは、オリジナルストーリーなだけあって、
過去のキャラメルの芝居のパロディがふんだんに盛り込まれてました。
そして、西川さんが本当に凄いと思った。



バイバイブラックバード [キャラメルボックス]

見る人によって感じ方が違う芝居なのかな、と思いました。
これは、どの芝居にも当てはまるとは思うのですが、
今回の芝居は観客の反応するシーンが人によって様々だと
強く感じたのです。
私の感動シーンが他の人と大きくずれてるだけだったのかもしれませんが。

芝居の中で出てきた疾患名は架空のものですが、
似たような体験をしている人は実際に居ると思うのです。
「スキップ」のような体験を実際にする人はいませんが、
痴呆の人は現在から近い記憶がスッポリ抜けてしまうらしい。

記憶が抜けた人と係わることは、理不尽さを覚えるかもしれないけど、
記憶が抜けている当人も相当戸惑っているはずです。
誰だって自分を認めてもらいたいという願望があるだろうに、
互いが認めてもらえないというフラストレーションを抱えてしまう。

頑張って、頑張って、頑張りすぎた結果に発症するうつ病の人がいる。
だけど、周囲から「さぼり病」とか言われてしまうことがあるそうだ。
相手の気持ちや辛さを100%理解することは出来ないけれど、
理解しようとする努力は出来ると思うのです。
努力をしてなのか、しなくてなのか、
「(あなたのことを)全く理解できない」と宣告されてしまったら、
たまらなく悲しい。一緒に暮している人に言われてしまったら、
自分の居場所がないと感じてしまうだろう。



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